商用サイトを運営する際には、ドメインとホスティングサービスを利用するのが一般的です。それぞれの役割や必要性についてご説明いたします。 業務用サーバーの設置･運用には莫大な費用がかかるが、数千円で領域の一部を使用できる。 　 ホームページのデータを保管して、いつでもアクセスできるようにプログラムを備えて起動しているコンピューターをサーバーコンピュータといいます。 　 サーバーコンピュータと、そこに繋がる回線等を含めたサービスを一般的にホスティングサービスと呼びます。 　 無料のホームページサービスと異なるのは、主に次のような点です。 　 ・商用利用が可能である。 　 ・他社広告の表示義務がない。 　 ・プログラムの設置により、ショッピングカートなど高度なシステムの運用が可能。 　 ・多数のアクセスに対応が可能な回線を備えている。 　 ・オリジナルドメインが利用できる。 自動車の商品ホームページ用に取得されたドメイン。短くて覚えやすい。 　 「http://www.baycrea.com」というホームページアドレスの場合、「baycrea.com」の部分がドメインです。 　 無料サーバーの場合、「http://www.xxx.com/~baycrea」などのアドレスとなり、次のようなことから商用にはほとんど用いられません。 　 ・アドレスが長いと覚えられにくい。 　 ・入力が煩わしくなる。 　 ・アドレスに関係のない文字や言葉が入る。 　 ・一般に商用ページではオリジナルドメインを用いるのが普通であり信頼性に欠ける。 ユーザーが間違えて「goo.co.jp」へアクセスするため、裁判でドメインを争った。 　ドメインは申請された順番で所有権が決まります。 　 他者が所有権を持つドメインを利用するには所有者から所有権を購入する必要があり、値段は所有者次第となります。 　 このため、ドメインを巡る裁判が後を絶ちません。 　過去には、ポータルサイト「goo」を運営する株式会社NTT-X社が「goo.co.jp」のドメインを巡って裁判となった事件などがあります。